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無農薬・無添加・減塩 山葵漬
在来種(赤茎)系の美味しいワサビを自然栽培したので、原材料は勿論無農薬になります。収穫後24時間以内に加工、無添加の調味料と合わせました。酵素が壊れない様低温でブランチング、鮮度と辛味を保つ為に凍結保存しました。その為ラベルは耐水製のある糊と和紙等を使用しています。また、ベストなタイミングでより美味しく食べて頂える様、3種類のサイズをご用意しております。
空港売店にて使用しているプライスタグ(日本語版)
Price Tag in English whch is used at airport
道の駅「萩しーまーと」にて使用中のサイン(その1)
道の駅「萩しーまーと」にて使用中のサイン(その2)
「赤茎」について
その名の通り、ワサビの茎が赤くなること。東日本の在来品種には無い特徴で、和歌山県発祥の高級品種「真妻」や、島根在来種の多くは「赤茎」系とされています。まずは、以下写真をご覧ください。
写真右側が赤茎系のワサビの花芽(花の蕾)。2018年3月15日「JA出荷目合わせ」にて筆者撮影。
こちらは筆者が収穫した花芽。左に行くほど赤(紫)色が濃くなり、在来の血統が強くなると言えます。
因みに島根在来系の品種は、およそ以下の特徴があると云われています。
赤茎の傾向が強い。すりおろした根茎は緑色が淡い、黄色や白に近いものもある。
暗い環境を好み、ゆっくりと成長するので、身が詰まっている。
葉茎、根茎ともにサイズが小さい。
葉が丸い円形では無く、ハートの形をしている。また、側面から見ると偏平である(ラッパの様な逆円錐になっていない)。
高温や病虫害に弱く、育てにくいものが多い。
根茎は極めて甘く、粘りが強い(動画参照)。葉茎、花芽も含めてとても美味しい。
この赤茎の由来はポリフェノールの一種アントシアニンで、近年、抗酸化作用や抗炎症作用が注目されています(※1)。
平成28年8月23日、国立研究開発法人 理化学研究所、国立大学法人 千葉大学
論文タイトル:Characterization of a recently evolved flavonolphenylacyltransferase gene provides signatures of natural light selection in Brassicaceae
在来種は日陰を好むので、緑色が薄く、ゆっくりと成長します。その結果、水に沈むほど重い、身の締まった茎や根茎に育ちます。「渓流式ワサビ田」という栽培環境も関係しています。
自然栽培について
自然栽培は、映画「奇跡のリンゴ」 で、広く世に知られることになりました。しかしながら、法律(JAS法等)では「自然栽培」ないし「自然農法」の定義はなく、実践者によって様々な流儀が存在しています。私どもは厳格な基準を若干緩め、以下太字部分の加筆を以て「自然栽培」としています。
ワサビ畑では不耕起(耕さない)、ワサビ田では谷洗い作業(※)をすることがある。
不除草(除草しない)、但し、育苗時は若干除草する。
不施肥(肥料を与えない)、但し、育苗時は若干ミミズ堆肥を施す。
無農薬(農薬を使用しない)発芽用ホルモン剤も使用しない。
※「谷洗い作業」とは、鍬などでワサビ田の底に溜まった泥を洗い流す作業で、根が酸欠となってしまう原因を取り除くことができます。厳密には土を「耕す」作業ではありませんが、それに準じるということで明記させて頂きました。
【参考】約30種類のワサビに使用できる農薬(2018年3月現在の登録農薬)
業務用 山葵漬
業務用の山葵漬、真空パック包装、写真は4月~5月頃限定出荷の花芽100g仕様
本製品は流水解凍が容易な真空パック包装、業務用として冷凍にて出荷します。
ご希望の分量にて個別包装、受注生産しております。標準仕様は山葵をブランチングのみ、ご希望により醤油などの調味料等を加えることもできます。
真空パックはガス透過性があり、長期間の保存には向きません。冷凍庫で保管しても時間の経過とともに、風味・辛味が徐々に抜けていきます。
本製品は個人販売はしません。空瓶は再利用できますが、真空パックはある意味「使い捨て文化」だからです。因みにデザイン性のあるガラス瓶を個人向けに採用した理由は、Reuseへの動機を高めるためです。
業務用に限り真空パックを販売している理由は、(1)流水解凍の利便性があること、(2)飲食店等では瓶の再利用が促せず、却って環境負荷になること、(3)軽量包装は物流に関する環境負荷が少ない、という3つの理由です。